海外の絵本は数が多くて、どこから入ればいいか迷います。ここでは「読む年齢」「絵の雰囲気」「読んだあとの気持ち」がそれぞれちがう3冊を並べました。どれから読んでも大丈夫です。
1. 指で遊ぶ絵本 ── 『はらぺこあおむし』
はらぺこあおむし(エリック・カール)は、1〜2歳の最初の1冊としてよく選ばれます。ページにあいた穴、曜日ごとに増える果物、色紙コラージュの鮮やかな色。読み聞かせというより「いっしょに遊ぶ」絵本なので、まだじっと聞いていられない時期でも大丈夫です。
2. 声に出す絵本 ── 『スイミー』
スイミー(レオ・レオニ)は、谷川俊太郎の日本語が耳に残る絵本です。「にじいろの ゼリーのような くらげ」と声に出すと、絵と言葉がいっしょに入ってきます。4歳ごろから。小学校の国語の教科書に載っているので、家で先に出会っておくと、学校で「知ってる!」になります。
3. 気持ちを見守る絵本 ── 『かいじゅうたちのいるところ』
かいじゅうたちのいるところ(モーリス・センダック)は、怒った子どもの空想をまるごと肯定する絵本です。かいじゅうたちの見た目は少しこわいので、はじめは昼間に。慣れてくると、大泣きしたあとの夜に読む1冊になります。
3冊のちがい
| はらぺこあおむし | スイミー | かいじゅうたちのいるところ | |
|---|---|---|---|
| 年齢のめやす | 2歳ごろ〜 | 4歳ごろ〜 | 4歳ごろ〜 |
| 絵 | 色紙コラージュ | 水彩のにじみ・スタンプ | ペンの線と細かいハッチング |
| 読み方 | 指で触って遊ぶ | 声に出す | じっと見る |
| 読んだあと | たのしい | しずかに気持ちいい | 安心する |
まとめ
年齢で選ぶなら『はらぺこあおむし』、言葉で選ぶなら『スイミー』、気持ちで選ぶなら『かいじゅうたちのいるところ』。 3冊とも半世紀以上読まれつづけていて、どの版も手に入りやすい絵本です。作家のページは作家の家から。