日曜日の朝、葉っぱの上のたまごから、ちいさなあおむしが生まれます。おなかはぺっこぺこ。月曜日にはりんごを1つ、火曜日にはなしを2つ。曜日がすすむたびに食べるものが増えていき、ページには食べたあとの「穴」があいています。
この絵本の見どころ
指でたどれる「穴」。 あおむしが食べたところにあいた穴に、子どもは必ず指を入れます。読み聞かせというより、いっしょに遊ぶ絵本です。ページの幅が曜日ごとに少しずつ広がっていく作りも、めくるたびに小さな発見があります。
数と曜日が、自然に入ってくる。 1つ、2つ、3つ……と増えていく果物、月曜から日曜までの流れ。教えようとしなくても、くり返し読むうちに口をついて出るようになります。
色紙コラージュの色。 エリック・カールは、自分で絵の具を塗った薄紙を切って貼る手法で絵を作ります。りんごの赤、葉っぱの緑、そして最後のページのちょうの羽。印刷ではなく「紙の色」なので、絵がどこか手ざわりを持っています。
こんなときに
- 絵本を読みはじめたばかりの1〜2歳に、最初の1冊として
- 「食べる」ことに興味が出てきた時期に
- 曜日や数を、遊びながら覚えたいとき
作者について
エリック・カール(1929–2021)はアメリカの絵本作家。この絵本は1969年にアメリカで出版され、日本では1976年に偕成社から、もりひさしの訳で出ました。ボードブック版や大型版など、いくつかの判型があります。作者のページはエリック・カールへ。