クリスマスイブの朝、サンタさんは寒さにふるえながら起きてきます。口から出るのは、ぼやきばかり。それでも身じたくをすませ、トナカイにそりをつけて、プレゼントを配りに出かけます。
この絵本の見どころ
ぼやくサンタさん。 寒いのも、雪も苦手。にこにこ笑っているサンタさんとはひと味ちがう、人間くさいサンタさんです。それでも仕事はきちんとこなします。
コマ割りの絵。 1ページがいくつものコマに分かれ、まんがのように場面が進みます。小さなコマのなかに、台所や家のなかのこまごましたものが描かれていて、見るたびに発見があります。
サンタさんの暮らし。 プレゼントを配る場面だけでなく、朝ごはんや身じたく、家での時間も描かれます。サンタさんにもふだんの生活がある、という見方が新鮮です。
こんなときに
- クリスマスが近づいて、サンタさんの話がふえてきたころに
- 絵をすみずみまで見るのが好きな子に
- 大人がひとりで、くすっと笑いたいときに
作者について
作・絵はイギリスのレイモンド・ブリッグズ、訳はすがはらひろくに。原書は1973年にイギリスで出版され、同じ年のケイト・グリーナウェイ賞を受けました。日本語版は1974年に福音館書店から出版されています。