絵本

アンジュール ある犬の物語

Un jour, un chien

作: ガブリエル・バンサン 2026.11.04

ある日、走る車の窓から1匹の犬が投げ捨てられます。残された犬は、ひとりでさまよいはじめます。ことばはひとつもなく、鉛筆のデッサンだけで描かれた絵本です。読む人は絵だけを頼りに、犬のひとりぼっちの一日をたどっていきます。

Publisher
BL出版
Original
1982年
Japanese ed.
1986年
Ages
5歳ごろ〜
Size
19×26cm ・ 64ページ

車の窓から、1匹の犬が投げ捨てられます。車は走り去り、犬は残されます。そこから、犬がさまよう一日が、文字のないページで続いていきます。

この絵本の見どころ

文字がない。 説明のことばはありません。犬がどんな気持ちでいるのかは、読む人が絵を見て受けとります。

鉛筆の線。 絵は鉛筆のデッサンです。線だけで描かれた犬の体の向きや足どりを、ゆっくり目で追うことになります。

語らない絵本。 犬に名前も台詞もありません。だれも説明してくれないぶん、さびしさを読む人がそのまま受けとめることになります。

こんなときに

  • 大人がひとりで、静かにページをめくりたいときに
  • 犬を飼っている、または飼いたいと話している子と、大人がいっしょに
  • ことばのない絵本を、じっくり読んでみたいときに

捨てられる場面から始まる絵本です。小さな子に渡す前に、まず大人が読んでみると安心です。

作者について

ガブリエル・バンサン(1928–2000)はブリュッセル生まれ。「くまのアーネストおじさん」のシリーズでも知られています。原書は1982年に出版され、日本語版は1986年に当時のブックローン出版(現在のBL出版)から出ました。1987年に第34回サンケイ児童出版文化賞美術賞を受賞しています。

※ 書誌情報は掲載時点のものです。版・訳者・価格は変わることがあるので、購入前に出版社の情報をご確認ください。表紙画像は掲載していません。

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