絵本

くまとやまねこ

作: 湯本香樹実 絵: 酒井駒子 2026.11.04

ある朝、くまのなかよしのことりが死んでしまいます。くまは悲しみのなかで、暗い部屋に閉じこもります。大切な存在をなくしたあとの時間を、湯本香樹実の文と酒井駒子の絵で静かに描いた絵本です。悲しみを急いで終わらせようとしない1冊です。

Publisher
河出書房新社
Japanese ed.
2008年
Country
日本
Ages
5歳ごろ〜
Size
B5変形 ・ 48ページ

くまとことりは、なかよしでした。ある朝、そのことりが死んでしまいます。くまは深い悲しみのなかで、部屋に閉じこもってしまいます。

この絵本の見どころ

悲しみを急がせない。 大切な存在をなくしたあとの、動けない時間がていねいに描かれています。悲しみをすぐに乗りこえるお話ではありません。

酒井駒子の絵。 閉じこもるくまの姿を、絵が静かに見つめています。読み手は声を張らず、ゆっくりページをめくりたくなります。

音楽。 お話の途中で、バイオリンを持ったやまねこが登場します。そこから先は、ぜひ本で読んでみてください。

こんなときに

  • 大切な人やペットをなくしたあと、本人が読みたいと思えたときに
  • 大人が自分のために、ひとりで読みたいときに
  • 子どもから死について聞かれて、いっしょに考えたいときに

いま悲しみのただなかにいる人には、つらく感じられることもあります。読む時期は、無理に決めなくてかまいません。

作者について

文は湯本香樹実、絵は酒井駒子。2008年に河出書房新社から出版され、第40回講談社出版文化賞絵本賞を受賞しました。湯本香樹実には小説『夏の庭』、酒井駒子には絵本『よるくま』などの作品があります。

※ 書誌情報は掲載時点のものです。版・訳者・価格は変わることがあるので、購入前に出版社の情報をご確認ください。表紙画像は掲載していません。

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