おじさんは、りっぱなかさを持っていました。出かけるときはいつもかさを持っていきます。けれども、雨がふっても、かさはささないのです。ぬれてしまうから。
この絵本の見どころ
大事にしすぎるおかしさ。 かさを守るために、自分がぬれるほうを選ぶおじさん。子どもは「なんで?」と笑い、大人は少し身に覚えがあって笑います。
歌いたくなることば。 雨の日に聞こえてくる、子どもたちの歌のことばが出てきます。読み聞かせでは、ふしをつけて読みたくなります。
大人が主人公。 失敗したりこだわったりするのが子どもではなく、おとなのおじさんです。子どもが大人を少し上から見て笑える、めずらしい絵本です。
こんなときに
- 雨の日に、新しいかさや長ぐつを出したとき
- 「よごしたくないから使わない」と言う子といっしょに
- 大人が肩の力をぬきたいときに
作者について
佐野洋子の作・絵。1974年に銀河社から出版され、1992年に講談社から新しく出版されました。作者のページはこちら。