雨がふっています。女の子は自分の赤いかさをさして、お父さんの大きなかさを持って家を出ます。行き先は駅。お父さんをむかえに行くのです。
この絵本の見どころ
文字がない。 ことばは書かれていません。絵をめくりながら、女の子がどこを通り、何を見ているのかを、読む人が自分で読みとります。
赤いかさ。 黒い線で描かれた雨の町のなかで、女の子のかさだけに色がついています。ページをめくるたび、子どもの目は自然と赤いかさを探します。
ひとりで歩く道。 大人の手をはなれて、自分の足で駅まで歩く。おつかいに行くときのような、少し背のびした気持ちが絵から伝わってきます。
こんなときに
- 雨の日のおむかえを待つ時間に
- ことばのない絵本を、親子でおしゃべりしながら読みたいとき
- ひとりで出かけることにあこがれはじめた子に
作者について
太田大八の作・絵。1975年に文研出版から出版されました。