アメリカの絵本と作家
アメリカで生まれた絵本と、アメリカの作家たち。
絵本
フレデリック
冬にそなえて仲間がせっせと働くなか、フレデリックだけは動かない。集めているのは、光と色と言葉。「役に立つ」とは何かを問いかけるレオ・レオニの代表作。
おやすみなさい おつきさま
大きなみどりの部屋で、こうさぎがベッドに入る。おやすみ とけいさん、おやすみ くつした。部屋のものにひとつずつ挨拶するうちに、部屋はゆっくり暗くなっていく。
どろんこハリー
おふろが大きらいな、黒いぶちのある白い犬ハリー。ブラシをかくして家出し、どろんこ遊びをしているうちに、白いぶちのある黒い犬になってしまった。
もりのなか
紙のぼうしをかぶり、ラッパを持って、ぼくは森へさんぽに出かけた。らいおん、ぞう、くま、カンガルー。動物たちがつぎつぎ行列に加わる、黒一色の静かな絵本。
あおくんときいろちゃん
あおくんときいろちゃんは大のなかよし。うれしくて抱きあったら、ふたりともみどりになってしまった。ちぎった色紙だけで描かれた、レオ・レオニの絵本デビュー作。
おおきな木
少年が大好きな1本の木。木は少年に、実を、枝を、幹を、すべてを与えつづける。「それで木はしあわせでした」。読む人の年齢と立場で意味が変わる絵本。
ちいさいおうち
いなかの丘に建つちいさいおうち。まわりに道路ができ、ビルが建ち、地下鉄が走る。変わっていく風景を、おうちはじっと見ている。時間そのものを描いた名作。
しろいうさぎとくろいうさぎ
森で毎日いっしょに遊ぶ、しろいうさぎとくろいうさぎ。でも、くろいうさぎはときどき悲しそうな顔をする。「ぼく、ねがいごとをしているんだよ」。
三びきのやぎのがらがらどん
山の草場へ向かう3びきのやぎ。名前はどれも、がらがらどん。橋の下には気味の悪い大きなトロルがいる。ノルウェーの昔話を、力強い線で描いた絵本。
はらぺこあおむし
日曜日の朝に生まれた小さなあおむしが、月曜から土曜まで食べて食べて大きくなる。ページに穴のあいたしかけと、色紙コラージュの鮮やかさで世界中に読まれつづける、エリック・カールの代表作。
スイミー
きょうだいの中でひとりだけ黒い魚のスイミーが、広い海で出会うものたちと、仲間と考えた「ひとつのやりかた」。にじんだ水彩とスタンプで描かれた海が美しい、レオ・レオニの代表作。
かいじゅうたちのいるところ
いたずらをして部屋に閉じこめられた少年マックスの部屋が、森になり、海になり、かいじゅうたちの島へ。子どもの怒りと空想をまるごと肯定した、20世紀を代表する絵本。
作家
H.A.レイ
妻のマーグレット・レイとともに『おさるのジョージ』シリーズを描いた。伸びやかで親しみやすい画風で、乳幼児から幅広い年齢層を対象に親しまれている。
アーネスト・トンプソン・シートン
『シートン動物記』で有名。博物学者、作家、画家など幅広い分野で活躍した。挿絵も全て画家であるシートン自身が描いており100点をこえる挿絵は、物語をいっそう魅力的にしている。
エドワード・ゴーリー
モノクロームの質感のイラストにおける高い芸術性が、「大人のための絵本」として世界各国で熱心な称賛と支持を受けている。
エリック・カール
アメリカの絵本作家。 ニスを下塗りした薄紙に指や筆で色をつけた色紙を切抜き、貼りつけていくコラージュの手法が特徴。鮮やかな色彩感覚によって「絵本の魔術師」といわれる。カールが発表した絵本は40作以上にのぼります。
ガース・ウィリアムズ
『しろいうさぎとくろいうさぎ』の作者。『シャーロットのおくりもの』「大草原の小さな家」シリーズの挿絵でも知られる。
シェル・シルヴァスタイン
作家、イラストレーター、またはシンガーソングライターと幅広い顔をもつ。大人の心にも響く考えさせられる言葉が特徴。
バージニア・リー・バートン
『ちいさいおうち』『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』の作者。文と絵と文字組みを一体でデザインした。
マーガレット・ワイズ・ブラウン
『おやすみなさいおつきさま』の作者。幼い子どもの感覚に寄りそう言葉で、100冊をこえる絵本の文を書いた。
マーシャ・ブラウン
『三びきのやぎのがらがらどん』の絵を描いた絵本作家。作品ごとに画風を変え、コールデコット賞を3度受賞した。
マリー・ホール・エッツ
『もりのなか』『わたしとあそんで』の作者。静かな画面で、子どもと動物の時間を描いた。
モーリス・センダック
世界中で約2000万部売れた『かいじゅうたちのいるところ』をはじめ、80冊を超える作品を発表し、現代絵本界を代表する存在。
レオ・レオニ
「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」「あおくんときいろちゃん」など多数の有名な絵本で知られるレオ・レオニ。現代美術アーティストとしても活躍。
ロバート・サブダ
しかけ絵本で有名な絵本作家。ページをめくるたびに飛び出す絵本は大人も子供も楽しめる。