読みもの

雨の日に読みたい絵本

2026.10.18おすすめ季節選びかた

雨の日は、公園にも行けず、子どもも大人も家のなかで時間をもてあましがちです。けれども、窓の外で雨の音がしている日は、絵本のなかの雨がいつもより近く感じられる日でもあります。

ここでは、雨の日の絵本を選ぶ軸を3つ示してから、この街で紹介している絵本を並べました。順位ではありません。その日の雨の様子や、子どもの気分に合わせて選んでみてください。

雨の日の絵本を選ぶ3つの軸

雨をどう受けとめるか。 雨にうんざりしている日なら、雨を笑いとばす絵本。これから雨のなかを出かける日なら、雨の道を歩く絵本。同じ雨でも、気分によって合う絵本が変わります。

ことばの量。 声に出して歌いたくなる絵本もあれば、文字のない、絵だけの絵本もあります。読み聞かせの時間がとれる日と、親子でおしゃべりしながらめくりたい日とで選び分けられます。

年齢。 ここで紹介する絵本は、2歳ごろから3歳ごろに読みはじめられるものです。大きくなってから読み返しても楽しめます。

雨を笑いとばす

おじさんのかさは、りっぱなかさを大事にするあまり、雨がふってもかさをささないおじさんのお話です。かさがぬれないように、自分がぬれて歩く。子どもは「へんなの」と笑い、大人は少しどきっとします。作・絵は『100万回生きたねこ』と同じ佐野洋子。雨の日に聞こえてくる子どもたちの歌のことばがあり、ふしをつけて読むと、子どもが覚えて口ずさむようになります。

あめふりは、何日も雨がつづいてすっかり怒ってしまった、ばばばあちゃんのお話です。ばばばあちゃんは、空の上のかみなりさんに向かって文句を言い、とんでもない方法を思いつきます。どんな方法かは、読んでのおたのしみです。外で遊べず元気をもてあましている日に、いっしょに大笑いできる1冊です。

雨のなかを歩く

かさは、文字のない絵本です。赤いかさをさした女の子が、お父さんの大きなかさを持って、駅までむかえに行きます。黒い線で描かれた雨の町のなかで、色がついているのは女の子のかさだけ。ことばがないぶん、「いま、どこを歩いているかな」「なにを見てるのかな」と、親子でおしゃべりしながらめくれます。

ことばのない絵本は、読む人によってお話が少しずつ変わります。大人がお話をつけて読んでもいいですし、子どもにお話してもらうのも楽しい読み方です。

雨をたのしむ

わたしのワンピースは、雨だけの絵本ではありませんが、雨がふると、うさぎさんのワンピースが水玉もようになる場面があります。「ラララン ロロロン」のくり返しが心地よく、2歳ごろから楽しめます。作者はにしまきかやこ。雨の日に読むと、窓の外の雨つぶまで、もようのひとつに見えてきます。

気分と年齢で選ぶ

軸絵本年齢の目安読みどころ
雨を笑いとばすおじさんのかさ3歳ごろ〜大人のおじさんのおかしさ、歌うことば
雨を笑いとばすあめふり3歳ごろ〜雨とけんかする、にぎやかな展開
雨のなかを歩くかさ3歳ごろ〜文字のない絵、赤いかさ
雨をたのしむわたしのワンピース2歳ごろ〜くり返しのことば、変わるもよう

まとめ

雨の日の絵本は「雨をどう受けとめるか」「ことばの量」「年齢」の3つで選ぶと、その日の気分に合う1冊が見つけやすくなります。 この街の「雨」の絵本の一覧や、2歳から読める絵本、3歳から読める絵本もあわせて見てみてください。

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