読みもの

2歳・3歳におすすめの絵本

2026.09.25おすすめ年齢別選びかた

2歳と3歳は、絵本とのつきあい方が大きく動く時期です。絵を指さして名前を言う遊びから、ページをまたいでお話を追う読書へ。ただ、その移り方は子どもによってずいぶんちがいます。

ここでは、年齢で区切るよりも「いま何がおもしろい時期か」で選べるように、4つの軸に分けて並べました。順位ではありません。

軸1:色とかたちで遊ぶ

2歳ごろは、色の名前や「おなじ」「ちがう」に興味が出てくる時期です。

あおくんときいろちゃんは、ちぎった色紙のまるだけで描かれた絵本です。顔も手足もないのに、ちゃんと喜んだり泣いたりしているように見えます。青と黄色が重なると何色になるか。絵の具遊びの前後に読むと、実験の絵本にもなります。作者はレオ・レオニです。

わたしのワンピースは、うさぎのワンピースのもようが、歩く場所によって変わっていく絵本です。「次は何もようになる?」と予想しながらめくる楽しさがあります。「ラララン ロロロン」のくり返しは、2歳の子もすぐに覚えて口にします。

軸2:「じぶんで」の気持ちに寄りそう

なんでも自分でやりたがる時期には、主人公が手を動かす絵本がよく合います。

しろくまちゃんのほっとけーきでは、しろくまちゃんがたまごを割り、粉をまぜ、フライパンで焼きます。たまごを落としたり、こぼしたりもします。失敗しながら進むところが、お手伝いをしたがる2歳の子の毎日に重なります。

おおきなかぶは、「うんとこしょ どっこいしょ」のかけ声をいっしょに言える絵本です。聞くだけでなく、声で参加できる。それが「じぶんもやりたい」気持ちを満たしてくれます。

軸3:お話の筋を追いはじめたら

3歳ごろになると、前のページで起きたことを覚えていて、次のページにつなげられるようになってきます。

どろんこハリーは、おふろが嫌いな犬のハリーが家を抜け出して遊ぶうちに、白と黒が逆になってしまうお話です。家に帰っても気づいてもらえない場面で、子どもは真剣な顔になります。「ハリーなのに」とわかっているからこそ、ハラハラできるのです。

ぐりとぐらは、大きなたまごを見つけてから、カステラを焼き、みんなで食べるまでの流れがはっきりしています。何度も読むうちに、子どもが次の場面を先に言うようになります。

軸4:ちょっとドキドキするお話

3歳を過ぎると、少しこわいもの、少し緊張するものを楽しめる子も出てきます。

三びきのやぎのがらがらどんは、橋の下にトロルが住んでいる昔話です。小さいやぎ、中くらいのやぎ、大きいやぎと、3回くり返すうちに緊張が高まります。こわがる子には、読み手の声を少しやわらげてあげてください。

もりのなかは、黒一色の森を、動物たちと行列になって歩く絵本です。ドキドキというより、知らない場所へ出かける静かな冒険です。こわいお話がまだ苦手な子には、こちらから入るのもいいと思います。

4つの軸のちがい

軸絵本子どもの様子目安
色とかたちあおくんときいろちゃん/わたしのワンピース色の名前を言う、予想する2歳ごろ〜
「じぶんで」しろくまちゃんのほっとけーき/おおきなかぶまねをする、声を合わせる2歳ごろ〜
お話の筋どろんこハリー/ぐりとぐら次の場面を先に言う3歳ごろ〜
ちょっとドキドキ三びきのやぎのがらがらどん/もりのなか息をのむ、しがみつく3歳ごろ〜

年齢はめやすです。2歳でお話を追える子もいれば、3歳になっても色の絵本ばかり開く子もいます。どちらもふつうのことです。

まとめ

2歳・3歳の絵本は「色とかたち」「じぶんで」「お話の筋」「ちょっとドキドキ」のどれに反応しているかを見て選ぶと、その子に合う1冊が見つけやすくなります。 この街の2歳から読める絵本と3歳から読める絵本も、選ぶときの参考にしてください。もっと小さいころの絵本は0歳・1歳の赤ちゃんと読む、はじめての絵本で紹介しています。

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