誕生日に絵本を贈ると、1年ごとに本棚に1冊ずつ増えていきます。何歳のときにもらった本か、あとから振りかえれるのも、誕生日の絵本ならではです。
出産祝いの絵本は、相手の好みがまだわからないなかで選びます(出産祝いに贈る絵本の選びかた)。誕生日はちがいます。乗りものが好き、食べることが好き、こわい話が好き。その子の「好き」が見えてきたころに贈れるのが、いちばんの手がかりです。ここでは年齢を3つの時期に分けて、選ぶ軸と例を並べました。順位ではありません。
1歳・2歳の誕生日に ── 指さしとまねっこ
このころは、絵を指さしたり、出てくる動作をまねしたりするのが楽しい時期です。お話の筋よりも、「見つける」「いっしょにやる」がある絵本が向いています。
きんぎょがにげたは、ページのどこかにかくれたきんぎょを探す絵本です。指さしがはじまった子と、くり返し遊べます。作者は五味太郎です。
しろくまちゃんのほっとけーきは、ホットケーキを作る場面を、子どもが指でなぞりながら読む絵本です。2歳の誕生日に、家族でホットケーキを焼く日とあわせて贈ることもできます。
3歳・4歳の誕生日に ── 好きなものから選ぶ
お話を最後まで聞けるようになり、好きなものがはっきりしてくる時期です。「何が好き?」を手がかりに選ぶと外れにくくなります。
食べることが好きな子にはぐりとぐら、動物が好きな子にはどろんこハリー、少しどきどきする話が好きな子には三びきのやぎのがらがらどん。4歳ごろになると、こんとあきのように、少し長い旅のお話も楽しめるようになります。
5歳・6歳の誕生日に ── 読みかえせる1冊
文字に興味が出てきて、自分でページをめくって読みかえす子も出てきます。くり返し読むたびに、ちがうところに気づける絵本が向いています。
スイミーは、海の色と形を楽しめる絵本で、小学校で出会うこともあります。作者はレオ・レオニです。りんごかもしれないは、「もしかしたら」を考えるのが好きな子に。読むたびに新しい「かもしれない」が見つかります。
誕生日そのものを描いた絵本
誕生日の当日に読むなら、誕生日がお話になっている絵本もあります。
たんじょうびは、リゼッテおばあさんの誕生日を、いっしょに暮らす動物たちがこっそり準備するお話です。祝ってもらう側ではなく、祝う側が主役なのが特徴です。家族の誕生日を子どもといっしょに準備するときにも、合わせて読めます。
| 時期 | 選ぶ軸 | 例 |
|---|---|---|
| 1歳・2歳 | 指さし・まねっこ | きんぎょがにげた/しろくまちゃんのほっとけーき |
| 3歳・4歳 | その子の「好き」 | ぐりとぐら/どろんこハリー/こんとあき |
| 5歳・6歳 | 読みかえして気づく | スイミー/りんごかもしれない |
| 誕生日の日に | 誕生日のお話 | たんじょうび |
贈るときに、見返しや表紙の裏に日付とひとことを書いておくと、何年かたってから読みかえしたとき、その本が「何歳の誕生日の本」だったかがわかります。図書館の本とちがって、贈りものの絵本だからできることです。
まとめ
誕生日の絵本は、年齢に合うかどうかに加えて、その子の「好き」から選べるのが出産祝いとのちがいです。 年齢ごとの一覧は2歳から、3歳から、4歳からの絵本ページにまとめています。