読みもの

ことばあそびの絵本 ── 声に出して楽しむ

2026.11.02おすすめ選びかた年齢別読み聞かせ

絵本のなかの音を、子どもがふとした時に口にしていることがあります。お風呂で「じゃあじゃあ」、重いものを持ちあげて「うんとこしょ」。ことばは、意味を知る前に、まず口で遊ぶものなのかもしれません。

ここでは、年齢の目安とリズムの種類を軸にして、この街で紹介している絵本を並べました。順位ではありません。子どもが口にしたがる音に合わせて選んでみてください。

音をまねする(0歳〜1歳ごろ)

いちばん小さな子には、短くて、まねしやすい音の絵本が合います。

じゃあじゃあびりびりは、じどうしゃ、みず、いぬなど身近なものを、くり返す音といっしょに見せる絵本です。ものの名前を教えようとせず、音を楽しく言うだけで十分です。

もこ もこもこは、「しーん」「もこ」「にょき」という音と、ふしぎな形でできています。文は詩人の谷川俊太郎。正しい読み方がないので、大きな声でも小さな声でも試せます。

だるまさんがは、「だ・る・ま・さ・ん・が」と読むと、体まで左右にゆれる絵本です。作者はかがくいひろし。ことばのリズムが、そのまま体の動きになります。

かけ声をいっしょに言う(2歳ごろ〜)

同じことばが何度も出てくると、子どもは次を待つようになります。

おおきなかぶの「うんとこしょ どっこいしょ」は、引っぱる人がふえるたびにくり返されます。読み手が少し間をあけると、子どもの声が入ってきます。

わたしのワンピースは、もようが変わるたびに、歌うようなことばが戻ってきます。

ことばが変身する(3歳ごろ〜)

音のならびそのものに気づきはじめると、ことばのしかけを楽しめるようになります。

へんしんトンネルでは、「かっぱ かっぱ」とつぶやきながらトンネルに入ったかっぱが、別の姿になって出てきます。なぜそうなるのかは、声に出してくり返すとわかります。

りんごかもしれないはリズムの絵本ではありませんが、「かもしれない」のひとことで想像が広がっていきます。4歳ごろから、ことばで考える遊びとして楽しめます。

舌をまわして挑戦する(3歳ごろ〜小学生)

ことばあそびうたは、谷川俊太郎の詩に瀬川康男が絵をつけた1冊です。「かっぱかっぱらった」のように、舌がもつれそうな詩が15編入っています。小さいうちは大人が読むのを聞いて笑い、字が読めるようになると、自分で言えるまで挑戦できます。

年齢とリズムで選ぶ

絵本年齢の目安リズムの種類遊びかた
じゃあじゃあびりびり0歳ごろ〜くり返す音音をまねする
もこ もこもこ0歳ごろ〜ふしぎな音声の大きさを変える
だるまさんが0歳ごろ〜体でゆれるいっしょにゆれる
おおきなかぶ2歳ごろ〜かけ声声を合わせる
わたしのワンピース2歳ごろ〜歌うようなことばくり返しを待つ
へんしんトンネル3歳ごろ〜音の変化唱えて予想する
ことばあそびうた3歳ごろ〜詩と早口言えるまで挑戦する
りんごかもしれない4歳ごろ〜考えることば「かもしれない」を続ける

うまく読もうとしなくてかまいません。つかえたら、いっしょに笑えばいいのです。読み方の考え方は読み聞かせのコツにまとめています。

まとめ

ことばあそびの絵本は、子どもがいま口にしたがる音に合わせて選ぶと、自然に声が出てきます。 まねする音、かけ声、変身することば、早口の詩へ。この街の「ことばあそび」の絵本の一覧や、0歳から読める絵本もあわせて見てみてください。

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